現地でのスペイン語のレッスンについて
スペイン語のレッスンにはいくつかコースがあり、グループレッスン、プライベートレッスン、DELE試験対策コースなど語学を上達・ブラッシュアップできるコースはほとんどの学校にあります。
グループレッスンはほとんどの留学生が受講するスタンダードなコースで、1クラス10名前後でスペイン語の読む、書く、聞く、話すの4つの項目をまんべんなく学びます。留学生の年齢や国籍は様々で一番下は16歳もしくは18歳(学校によって異なります)、一番上は元気であればレッスン受講は可能なので60代、70代の方がクラスメイト、ということもあります。レッスン数は週あたり20もしくは25レッスン、1日4レッスンもしくは5レッスンを受講します。
レッスンは日本のように先生が教室に入ってきて、「はい、じゃあ授業を始めます〜」というのではなく、たいてい、「昨日は何をした?」「週末は何かした?」「どこか出かけた?」などという会話から始まります。また、「ヘアスタイル変えたの?」「昨日と雰囲気違うんじゃない?」と先生が留学生に声をかけることもあれば、その逆で留学生が先生に話しかけることもあります。日本では少し珍しいかもしれませんね。
レッスンは毎週月曜日スタートで、スペイン語の学習歴がある人は好きな月曜日からコース受講が可能です。スペイン語の学習歴がない、全くの初心者の方は学校によってはコース開始日が決まっている学校もあります。スペイン語の授業についていけるかな…ヒアリング苦手だけど自分に合うクラスはあるかな…と心配しているあなた!
大丈夫です!!どこの学校でもコース開始前に必ずレベルチェックテストを受けます。レベルチェックテストについてはこちらの記事に詳しく載せています。(レベルチェックテスト)
コースは月曜から金曜の週5日、学校に通ってレッスンを受けます。
月曜のレッスンではほぼ全員の先生が「週末どうだった?」と留学生に聞くでしょう。学生はそれぞれ「○○へ行った」「友達と遊んだ」「○○の映画を見た」「○○旅行した」など週末何をしたか話します。もちろん先生も自分が何をしたか話します。会話はどんどん広がり、気付けば20〜30分話していた!ということもしばしばです。笑
ですが、ただ週末何をしていたか聞くのではなく、文法の間違いやわからない単語、他の言い回しがあるかどうか会話の中にも必ず勉強できることがあります。先生達は会話の引き出し、ボキャブラリーの引き出しがとにかく豊富!!!面白いように次から次へと出てきます。(←これは本当に現地の先生のすごい所だと思います!)
スペイン語ももちろんですが現地の生活を楽しんで欲しい!ここでしかできないことを思いっきりして欲しい!生活を楽しんで欲しい!と思っている先生がほとんどです。こうして授業中であっても先生や他のクラスメイトのことも知ることができ、ほとんどの留学生が初対面ですがすぐに仲良くなれます。
プライベートレッスンは留学生の希望に応じて授業をしてくれる学校が多いです。例えばスペインの文化についてじっくり自分のペースで勉強するも良し、文法をじっくりやるのも良し、口が疲れるまで会話するのも良し、アレンジの幅は大きいです。中にはビジネス用語を勉強したり将来的にスペイン語圏で働きたい方はスペインの社会や就職活動について授業を受ける方もいます。また現地の大学や専門学校に入学するためにレッスンを受けることもできます。
その他学校の地形や特色を生かしたコース、例えば地中海など海に面している学校ならダイビング、カヤック、サーフィンなどのマリンスポーツのコースを受講できたり、一流のシェフから直々に受けられるスペイン料理のコースがあったり、おなじみのサッカーコース、フラメンココース、サルサコース、その他のスポーツであればゴルフ、テニス、ヨガをスペインで楽しめるコースもあります。50歳以上の方を対象にしたシニアコースがあります。
スペイン語以外のオプションコースは人数が集まれば開講、また開講時期が決まっている学校がほとんどなので、留学中スペイン語以外のコース受講を考えている方は事前に開講時期など詳細をお問い合わせされることをおすすめします。
スペイン語以外で何をしたいか、どこに行きたいか、留学前にじっくり考えることもより充実した留学生活にするための秘訣です。