voice

海外に出ることで、改めて日本の良さを実感

  • スペイン マラガ
  • 2007年7月16日~ (25週間)

学校名:インスティトゥート・パブロ・ピカソ

S.F さん(30代 / 女性)

留学するまで

学校の入学手続き・ホームステイ先の手配はアデランテの方でしていただきました。航空券の手配も、アデランテの方で色々情報を教えていただき、その後、代理 店に電話をし購入しました。私は半年ビザを取得して留学したので、その手続きはアデランテの方で分からないことは教えていただきながら、東京の大使館まで 申請に行きました。その後、レベルチェックのテストが学校から送られてき、それを受け、入学の際のクラス分けがされました。

語学学校について

クラス分けは、レベル1~5まであり、各レベルの中でも1と2に分かれていました。私はもちろん1-1からのスタートし、各レベルの授業数は一日4時間 (月~金)の2週間でした。私は夏からのスタートでしたので、生徒数がとても多く、朝10時からのクラスと夕方4時からのクラスと2部制で授業が行われて いました。各クラスの人数は、最大10人までだったと思います。 4時間の授業のうち、最初の2時間は担任制で文法の授業。お昼休憩を挟んで、後半の2時間は日替わりで先生が変わる会話の授業でした。 繁忙期の夏は、要望も通りにくいですが、9月以降になれば自分のレベルに応じてクラス変更なども応じてくれました。他の周りの私立の学校の中では、先生の質も良いし、授業料も一番安い上、他の学校が休みを取るクリスマスや年末年始の期間もほぼ毎日授業が行われます。 夏は、ヨーロッパ各地からのバケーション組が多いので、年齢層もかなり若く、秋以降は結構年配の方も増え、落ち着いた空気になります。私が行った夏は、日 本人がとても少なく、学校中で私とあと一人だけでした。秋以降は平均4人ほどでした。しっかり勉強したい方は、夏を外されることをお勧めします。

宿泊先について

最初の1ヶ月は、学校から徒歩5分ほどの所でホームステイをし、その後は学校のピソに5ヶ月住みました。私は特殊な例だと思いますが、半年のビザは基本的に延長ができないのですが、さすがスペイン、アバウトです。何故か延長が通ってしまったので(笑)。その後、自分でピソを探し、一度引越しもし、2箇所で住みました。ホームステイ先はとても優しいホストマザーでした。娘さんと2人暮らしのお宅で、私以外にも4人のホームステイ生がいました。朝食と昼食付で、各部屋にはテレビが設置されていたのでリスニングの勉強に役立ちました。その後の学校のピソは、4人で共同生活。メンバーは入れ替わり立ち代りって感じです。イタリア人・ドイツ人・スゥエーデン人・ロシア人・チェコ人・・・ 色んな国の人達と生活することができ、一度もトラブルもなく、とても楽しく過ごす ことができました。学校のセクレタリアが親切な人で、私の年齢も考慮して、基本的に同年代から上の方といつも一緒にしてくださいました。 ホームステイでは、スペインの家庭の様子が垣間見れたし、まだスペイン語が全くできない時期だったので、安心して生活することができたので良かったです。 学校のピソでの生活は、ホームステイより自由なので、スペインに少し慣れてからは色んな国の人達とパーティーをしたりして楽しめます。

海外での生活について

私は寒いのが苦手なので、南の海の近くっていうのが条件でした。 それ以外は、特にどの地方が良いとかの希望はなく、たまたま友達の弟さんがスペインに留学していたっていうことを知り、その弟さんと同じ学校に留学することにしました。 マラガは交通の便はとても良く、近辺の街に小旅行に行くにはとても便利なところです。慣れると気になりませんでしたが、最初は街の汚さが気になりました。 スペイン全体で言えることでしょうが、犬の散歩の際に糞の始末をする人がとても少ない為、街のあちらこちらに犬の糞が落ちているので、それには要注意です (笑)。 海はとても近いので、学校の宿題を海沿いのカフェでできるし、カフェからは地中海が見渡せ、サンセットも素敵でしたよ!!!!とても贅沢な空間です。 スペイン人の友達も沢山でき、時にはスペイン人10人の中に私一人日本人という状況もありました。流石にきつかったですが・・・(笑)。日本語を勉強しているスペイン人も多いので、そういう人を見付け、語学交換をするのはスペイン人の友達を作る良い手段だと思います。学校の掲示板などに、そういった情報が掲示されていることもあるので、注意して見てみるといいと思います。

その他

留学前になるべく多くの単語を覚えて行ってください。あと、日本の文化を紹介できるいくつかのアイテムと知識も大切です。何故かいつも聞かれるのが人口です (笑)。大阪・東京、そして自分の県の人口は言えるようにしておいた方がいいですよ!!!パーティーでカレーやお味噌汁は好評だったので、持って行ってお くと便利だと思います。シャンプーやリンスは日本から持って行ったのですが、水の質が違うので、逆にスペインで買った物の方が良かったです。 必要なものは何でも揃うので、あまり無理して沢山持っていかなくてもいいと思いました。PCはあれば便利ですね!!!街のあちこちにネットカフェがあるので 頻繁に使わない人は無くてもOK!

これから留学される方へ

私は、もともとスペインに興味があった訳でもなく、スペイン語を知っていた訳でもなく、なんの動機もなく留学を決意したという、少し変わったタイプです (笑)。なので、是非皆さんはもう少し日本で下積みをされてから行くことをお勧めします。しかし、逆を言えば、そんな状態でもなんとかなるってことなので、留学に興味のある方は是非チャレンジしてみてくださいね!!! 最初の2ヶ月ほどは猛勉強をしました。結局それが基礎となった気がします。まずは、単語力が一番だと思います。その後は、どれだけ聞いて使うかの練習量のみだと思います。向き不向きよりも慣れです!!!! やはり、実際向こうで生活して、スペイン人と接して分かることが沢山あります。「あ~、こういう時に、これを使うのか!!」っていう発見が一杯です!ス ペインでの生活は、スペイン語はもちろんですが、多くの国の人達と仲良くなれた中で得られた、沢山の気付きがありました。日本でも外国人と接する仕事などもしていたのですが、それとは全く違いました。 海外に出ることで、改めて日本の良さを実感でき、また他の国の良さも知れ、人生の幅が広がったような気がします。今でも仲良くメール交換やスカイプで会話する友達がいます。それが一番の財産です。