バルで地元の人と交流
留学するまで
留学したいと思ったきっかけは2つあり、去年歩いた巡礼の道があまりにも素晴らしかったこと、 その際スペイン語が分からなかったため、バルなどで親しく話しかけてくれる地元の人たちと全くコミュニケーションが取れなかったことです。来年再び歩く予定なのでぜひマスターしたいと思い、留学しようと思いました。 それから、もう一つはスペインの政治にとても興味があり、ネットで見られる新聞テレビを理解できるようになりたいと思ったことです。
語学学校について
バレンシア市内中心部にあって賑やかな通りに囲まれていながら、建物の奥まったところにある校舎は静音が保持され恵まれた学習環境だと感じました。 教室は清潔、噴水プールを備えた中庭もパンフレット写真とほぼ一致し太陽の光に映える景観は、日本人があこがれる「バレンシア」そのものイメージと一致していました。
テキストはとてもビジュアルで身の回りや生活など現実のことがテーマとなっていてとても興味を引くものでした。ですが、教師の質問が慣れないネイティブ発音なので聞き取るのに苦労しました。例えば「右の欄の項目と左の欄の内容がふさわしいものを線で結びなさい」みたいな内容の問に、教師が懇切丁寧に説明してくれるのでこちらも頭の中で訳そうとすることに集中して、肝心の問いがおろそかになるといった状況がありました。両手を開いてさっぱりわかりませんというお手上げポーズをとると教師は英語で切り替えて説明してくれることもありました。
宿泊先について
アパートが街の中心から少し離れた所にあったので、観光客があまり居ない、地元の人たちがほとんどのバルは学校の教室に負けず劣らず、スペイン語学習に役立ちました。常連のお客さん達が、私に驚きながらも面白がって話し相手になってくれました。たった2週間でしたが、行きつけの店となり、時には奢り合うときもありました。
これから留学される方へ
「外国語を学ぶ最善の方法はその言葉が話されている国に行くこと。そしてできれば 異性の友人を作ること。」という格言?を聞いたことがあります。
滞在中前者に関しては、これは本当にその通りだと思ったことが良くありました。朝起きてから寝るまでのスペイン語のシャワー、目にする看板の一文字一文字の意味を考えると「なるほど、そういうことか!」と納得することだらけでした。これぞ「現地」の醍醐味です。 この点では、観光旅行では得られない大きな成果があったと確信しています。2週間旅行をせず、留学を選択してよかったです。もし数週間だから…と迷っている方がいれば、たとえ1週間でも留学されることをお勧めします。