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70代で思い切ってスペイン留学!

  • スペイン マドリード
  • 2019年6月〜2019年6月(2週間)

学校名:ドンキホーテ・マドリード

R.Kさん(70代/女性)

留学するまで

60代の頃から習得したからどうだということではなく、漠然とスペイン語を勉強したいと思っていました。

親の介護、子の独立、仕事が一段楽したときに自分のやりたいことをと習い始め、70歳を過ぎて覚えられない、忘れてしまう、と脳の低下を自覚しつつ週1回の学習がとても楽しくて今に至っています。

いつしか机上の勉強では頭で理解しても、聞く・話すは難しいと思い、近い将来留学をと思っていました。最初は少なくとも半年、できれば1年を予定していましたが、意外にもこの年齢ならではの忙しい日々があり、結局、短期を数回にすれば良いのだと思い、今回たったの2週間でしたがマドリッドの学校へ行きました。

いくつかの留学案内を調べ、大阪のAdelanteさんにお願いしました。電話やメールでのやり取りでしたが、こちらの要望として、2週間、マドリード、ホームステイ、学校では午前の授業、到着した空港への迎え等がありました。とても親切にわかりやすく説明していただき、安心してお任せできました。

最初はスペインならどこでも良かったのですが、短期なので都市部の方が便利ではと考え、マドリードに。また、少しでもコミュニケーションが取れた方が良いと思い、ホームステイにしました。

語学学校について

学校は9時から2時まで。途中10分から15分の休憩を挟み、3人の個性的な先生がわかりやすい発音で褒めながら、でもどんどん質問の答えを要求し、こちらは必死で聞き、文法は少々間違ってもとりあえず答える、また教科書を見て、ビデオを見て、音を聞いて、答える、の繰り返しでした。周りは諸外国の20代から30代後半くらいの人達でほぼ英語がわかり、スペイン語も少しわかる中で、最年長の日本人がただ1人。私は英語もできないので、言葉の通じないもどかしさを感じましたが、相手の話す単語である程度理解し、単語の羅列で答えるというなんとももどかしい日々でした。ですが、先生を始め、皆優しく接してくれました。

初心者コースなので、日常に使いやすい動詞、形容詞など基礎を繰り返しやります。初日は気後れがして挨拶も照れていたのに、2週間過ぎてみると考えなくても口から言葉が出ます。やはりこれは日本での机上の授業ではなかなかできないと思います。私は最初から冷や汗をかき恥をかこうと思って行ったので嫌だとも思わなかったし、観光ではない日常を過ごせてとても楽しかったし良かったと思います。

宿泊先について

ホームステイ先のお家はご夫妻と息子さん2人で、普段は息子さん達は別居で週末は実家に来ていました。とてもみなさん感じがよく、奥さんのカルメンさんは料理上手で、毎夕違う種類の料理を出してくれました。パエリャ、トルティーヤ、魚、肉、パスタ等々。卵のトルティーヤの作り方を教わりました。まだ作っていませんが、その通りに作ってみたいと思っています。

部屋は6畳弱のベッドと机のある個室で、最初にシャワーはいつ使っても良い、好き嫌いはあるかなどを聞かれ、家の鍵を渡されました。言葉のコミュニケーションがうまく行かないので、お互いに遠慮して食事のとき以外は話すこともあまりありませんでしたが、今になって思えば、こちら側がもっと積極的に話しかければ良かったなと思っています。日本とスペインの生活習慣、文化の違いに慣れるまで少し時間が必要かと思いました。

これから留学される方へ

年だから留学なんてと思っている方、中年になって自分の楽しみとして語学を学んでる方、いろいろな条件が少しでもクリアできるのなら是非行くことをお勧めします!

年齢は関係ありません。自分がやりたいのなら、ちょっとの勇気を出して楽しんでみたらどうでしょうか、と思います。