スペイン語+α (ワイン&料理)
留学するまで
学生時代から苦手だった語学。それを克服したかったのと、自分の時間が使えるうちに、なかなか出来ない留学をしようと思い決意しました。今後スペイン以外にも留学を予定していますが、まずスペインに行くことに決めたのは、美味しいスペインワインに出会ったこと、スペイン料理が好きだったこと、があります。
まずは、仕事をしながら半年間アデランテさんのスペイン語教室にお世話になりました。
いろんな方の話を参考にしながら、自分のしたいことをターゲットに学校を選びました。最終的には、自分で決めることが何より良いことだと思います。留学中も、そのようなことの繰り返しなので、自分で納得してできることが大切です。私は、合計104日間スペインに滞在しましたので、短期学生ビザも取得しました。慣れない書類を記入したり、集めたり、こちらもアデランテさんに大変お世話になりました。
語学学校について
留学のきっかけでもあるワインと料理の勉強もしたかったため、これらのコースや、スペイン語+α を学べる語学学校を探した結果、
以下の4校に通うことにしました。
・Malaca Instituto (マラガ:語学と料理、3週間)
・don Quijote Salamanca (サラマンカ:語学とワイン、5週間)
・Colegio Maravillas (マラガ:語学と料理とタイルペインティング、3週間)
・International House Barcelona (バルセロナ:語学とスペイン文化、3週間)
生徒の人数は学校と時期によりますが4~9人くらいです。どの学校でも、先生によって授業や宿題などが全然違うようでした。学校によって色々違いますが、それぞれで本当に良い経験が出来ました。
宿泊先について
全ての学校でホームステイをお願いしました。マラガのご家庭は別れ際に泣いてしまうほど、どちらも本当に良くして頂きました。サラマンカ、バルセロナのご家庭については、あまり待遇が良くなく、サラマンカの家については、アデランテさんと語学学校に相談したところ、違うご家庭にすぐ変更して頂けました。変更後のご家庭は本当に良いご家庭でした。 小旅行に行く際など、鞄を貸してくださったり、最後のお別れにまで移動中用にとサンドイッチを作ってくださったり、本当に良くして頂きました。なお、バルセロナの学校で知り合った他のホームステイ先に宿泊されている方は、とても良いお宅だったそうなので、街の気質のせいではないと思います。
海外での生活について
マラガについて
この街は本当に海がキレイで、夏はカラっと暑く、冬もそんなに寒くはなりません。治安もそんなに悪くなく、人口はスペインで6番目に多く、ユーロ圏の方に人気のようです。繁華街のような場所と、住宅街のような場所があり、何をするにも不便はありません。バスターミナルや、大きな鉄道駅、飛行場もあるため、他の都市への移動も簡単です。セビージャ、コルドバ、グラナダなど、日本でも有名な観光地へも、学校からのアクティビティなどで連れていって頂けたりします。
サラマンカについて
こじんまりとした街ですが、落ち着いた良さが凝縮していて、じっくりスペイン語を勉強するにはとても良い環境です。治安も悪くなく、みなさんキレイなスペイン語を話されます。barなど特にオススメで、お店の方などもとても感じが良く、どこでも快適に過ごせます。マドリードやポルトガルにも近く、この街を拠点にいろいろ旅行もできました。
バルセロナについて
観光するにはもちろん良い街ですが、治安の悪さは良く聞きます。私自身はバルセロナでは被害を受けていませんが(マドリードではスリに合いました)が、語学学校の生徒から聞いた話だと、集団でスリを行うような悪質なタイプが多いそうです。ただ、街の中で一番良く耳にするのはスペイン語ではなく、カタルーニャ語です。生活の中からもスペイン語を学びたい場合は、あまり適した街ではない気もします。観光の街だけあって、日本人には英語で話しかけて来られます。私としては滞在期間3週間で、観光も一通り出来たので、満足です。
これから留学される方へ
「スペインで何を学びたいか」で学校や環境を選ぶのが良いかなと思います。私にとっては今回が初めての留学でしたが、いろんな学校に移動していくことでスペインの各地を回ることができ、本当にいい出会いがたくさんありました。反対に、じっくり腰を据えて勉強が出来ていない面はあります。2か月を超えると、表現したくても出来ない単語力の無さがとても辛くなりました。毎日少しずつでも、単語を覚えることも大切にすれば良かったかなと思います。同じ学校でもたまたま担当になる先生によって、かなり授業の内容が変わってきます。学校が違えば、教科書なども違うので、さらに変わってきます。また、日本では単位を落とすことはあまり良くないことと思われがちですが、ヨーロッパでは、自分に合わない授業を受ける方が良くないとされています。語学学校で、先生が合わない、内容が理解できていない等あれば、遠慮なく、別のコースに振り替えてもらうことが結果的に良いのではないかと思います。私はA1-2というレベルからスタートしたのですが、3つの学校でB1を学び続けました。
学校には色んな年齢層の方がおられ、本当に刺激を受けました。ただ、スペイン語が出来ないレベルでは特に、語学学校の生徒同士は英語で話をしていることが多いです。英語が苦手な私なのでついていくのが大変でしたが、それでも、いろんな方と積極的に会話をする、ということが本当に大切だと思います。