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スペインで最も訪れる人が多い5つのモニュメント

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コロナ禍で一時的に観光客が減ったスペインですが、観光客数は順調に回復しており、2019年のレベルを超えるほどで世界的な観光王国の地位を取り戻しています。

スペインには世界遺産が50ヶ所(2025年4月現在)あり、訪れる場所には困りません。

むしろ見るところがありすぎて、どこに行くのか迷うかもしれません。

スペインに来た観光客はどのモニュメントを訪れているのでしょうか?

訪問者が多いモニュメント上位5つを挙げていきます。

1位:アルハンブラ宮殿 / グラナダ (La Alhambra de Granada)

毎年100万人以上が訪れるアルハンブラ宮殿が1位に輝きました!

ヘネラリフェ庭園とアルバイシン地区とともに世界遺産に登録されています。

イベリア半島最後のイスラム王朝であるナスル朝のムハンマド1世が13世紀に建築を開始し、14世紀にかけて工事が行われ、1492年にカトリック両王により無血開城され、レコンキスタが完了。その後も増改築が行われました。

アルハンブラ(Alhambra)はアラビア語で「赤い城」を意味しているそうです。

2位:サグラダ・ファミリア / バルセロナ (La Sagrada Familia)

スペイン・バルセロナといえばサグラダ・ファミリアという印象を持っている人も多いと思います。

建築家アントニオ・ガウディのモデルニスモ建築の代表的な作品で、1883年から建築が続いており、2026年に完成の予定です。

毎年81万人が訪れ、世界遺産にも登録されています。

いくつもの塔や彫刻、内部の樹木のような柱やステンドグラスは見る価値があります。

3位:メスキータ / コルドバ (La Mezquita-Catedral de Córdoba)

メスキータはスペインが複数の文化を含有する歴史を示す代表的な建築物と言えます。

785年、後ウマイヤ朝のアブド・アッラフマーン1世によってモスクの建築が命じられ、翌年に完成。

その後拡張などが行われましたが、カトリック勢力が優勢となった13世紀にはキリスト教の礼拝堂や聖堂が内部に作られ、さらに16世紀にはカルロス1世によりモスクの中央に教会堂が建設され、2つの異なる宗教が存在する珍しい建築となりました。

白と赤の800本以上の柱が天井を支える姿は圧巻です。

4位:サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂 / サンティアゴ・デ・コンポステーラ
(La Catedral de Santiago de Compostela)

サンティアゴ・デ・コンポステーラはサンティアゴ巡礼の道の終着点であり、カトリックの総本山と言える場所で、香炉ボタフメイロの儀式が有名です。

巡礼の道を歩く人はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を訪れることを目標に歩き続けます。

サンティアゴ大聖堂は主にロマネスク様式の建築物ですが、複数の様式が取り入れられています。

大聖堂の前では、巡礼の道を歩き終わった人たちが無事に到着したことを喜び合う姿が見られます。

5位:ブルゴス大聖堂 / ブルゴス (La Catedral de Burgos)

1221年にフランス風のゴシック様式を取り入れて建築が開始され、15世紀から16世紀にかけて完成しました。

建築期間が長かったため、様々な様式が取り入れられています。

1984年に世界遺産に登録されました。空高く伸びる塔、バラ窓、23の礼拝堂など、見所はたくさんあります。

気になるモニュメントはあったでしょうか?

まだまだスペインには見るものがたくさんあります。たくさんの人が訪れるモニュメントも素敵ですが、小さな教会なども見応えがあったりします。

留学中に、是非いろいろ見てみてください!