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バレンシアはどんな街?

スペイン情報

観光地としても留学先としても人気のバレンシア。

バレンシアと聞けば、オレンジが思い浮かぶ人もいれば、火祭りやパエリアが思い浮かぶ人もいるでしょう。

どんな街なのか少しでも知っておけば、留学先や旅行先を選ぶときの参考になると思います。

バレンシアの概要

スペインの南東部の地中海沿岸に位置し、人口でスペイン第3位(約80万人)。
マドリードからAVE(新幹線)で約2時間、 バルセロナから特急で約3時間。

気候

地中海性気候のため1年を通じて温暖で、夏は気温が高くなる日はありますが、日本より湿度が低いので比較的過ごしやすく、冬は暖かで10度を下回ることはあまりありません。

言語

公用語はバレンシア語とスペイン語(カステジャーノ)。
通りの名前やお店の名前でバレンシア語を目にしたり、地元の人がバレンシア語で話すのを聞くことがあるかもしれませんが、スペイン語(カステジャーノ)が話せれば困ることはありません。

電圧・変換プラグ

スペインの電圧は220Vです。スマホやパソコン、カメラなどは基本的にユニバーサル対応なので変圧器は不要ですが、念のため確認してください。コンセントはCまたはSEタイプの変換プラグがあれば大丈夫です。

交通

バレンシア空港から都市の中心部へのアクセスはタクシーで20分ほどなので、とても便利。

交通の便がいいので、地下鉄、トラム、バスで簡単に移動できます。市街地では徒歩でも移動できますし、レンタル自転車「valenbisi」も便利です。
地下鉄やバスなどをよく利用する場合は、チャージして使える交通カードを購入すると便利です。

名物料理

  • パエリア・バレンシアナ:バレンシアはパエリアが生まれた場所です。バレンシア風パエリアは鶏、うさぎ、インゲン豆、カタツムリを使って作ります。バレンシアはお米の産地なので、パエリア以外にもお米を使った料理がたくさんあるので、ぜひ食べみてください。
  • フィデウア(Fideuá):お米の代わりに2−3ミリの極細のパスタを使ったパエリアに似た料理。魚介類がよく使われます。
  • オルチャータ(Horchata):バレンシア名物の飲み物。キハマスゲの地下茎(チュファ)の絞り汁に砂糖と水を混ぜて作られた飲み物で、夏の暑さに対策に良いそうです。最初はちょっと粉っぽい独特の舌触りにとまどいますが、慣れるとやみつきになるかもしれません。スペインの人はファルトンという細長い砂糖をまぶした菓子パンをオルチャータに浸して食べます。

見どころ

  • バレンシア大聖堂とミゲレテの塔:ゴシック様式を主としながら数々の建築様式の影響も見られます。大聖堂の横の207段の階段を上ってミゲレテの塔の上から見る街の眺めは最高です。
  • 中央市場:野菜、果物、魚介類、肉、生ハムやお土産品など様々なお店があります。天井が独特な形をしていてきれいなので、建物を見るのも忘れないでください。
  • ラ・ロンハ:正式にはラ・ロンハ・デ・ラ・セダ。絹の商品取引所だった建物です。ヨーロッパの民間ゴシック建築の中でも最も美しい建物だそうです。高い天井と柱の形が美しいです。
  • セラーノスの塔とクアルトの塔:かつて旧市街を囲んでいた城壁の門です。旧市街側と外側からでは見たときの印象が違うので両方から見てください。
  • 芸術科学都市:劇場やプラネタリウム、IMAXシアター、庭園、水族館、科学博物館を備えた複合施設。近未来的な建物は一見の価値あり。
  • 国立陶器博物館:陶器に興味がある方はもちろん、なくても旧侯爵邸を博物館として利用しているので、建物を見るだけでも楽しめると思います。
  • アルブフェラ自然公園:昔は海に面する湾だった場所が淡水湖になり、現在ではスペインで最も重要な湿地帯の一つになっています。またスペイン有数の米の産地でもあります。

お祭り

  • 火祭り(Fallas de Valencia) :バレンシアの春は火祭りで始まります。スペインの三大祭りの1つで、大小さまざまな張り子の人形が通りを埋め尽くし、最終日にその人形が焼かれるシーンは迫力満点です。3月の19日の週にメインのイベントは行われますが、3月の初めから爆竹ショーが行われます。
  • トマト祭り( La Tomatina) :バレンシア州にある小さな町ブニョールで8月最後の水曜日に行われるお祭り。トマトを投げ合うお祭りとして有名です。海外からの参加者も多いです。

アクティビティ

ビーチでのんびりしたり、スポーツをしたり、芸術や建物を見たり、バルやレストランでグルメを楽しんだり、ナイトライフを楽しんだりと、楽しみ方はいろいろです。
ナイトライフの中心はカルメン地区、ルサファなど。スペインでは遅い夕食の後に遊びに来る人が多いので、賑わうのは12時を過ぎてから。バルやディスコ、クラブなどで長い夜を楽しんで。


バレンシアのイメージ、少しは伝わったでしょうか?
都会過ぎず程よい規模で、ビーチもあり、なんでもあってナイトライフも楽しめる街です。
人も親切で、暮らしやすいので、短期・長期留学にもオススメです。