スペイン、屋内でのマスク着用義務を解除
スペインでは、
2022年4月20日から原則として屋内でのマスクの着用義務が解除されました。すでに屋外の着用義務が解除されていましたが、屋内での着用も義務ではなくなりました。
ただし、病院や保健センター、薬局などの医療関係機関の労働者と訪問者は引き続きマスクの着用は義務となっています。社会衛生センターや高齢者施設の労働者と訪問者もマスク着用の義務があります。
電車、地下鉄、バス、飛行機、船などの公共交通機関でも引き続きマスク着用は義務となっています。
一方、小中学校や高校、大学などの教育機関では、生徒や教師に病気にかかるリスクが高い人がいる場合や感染者数の増加などの特別な場合を除き、マスク着用は義務ではなくなりました。特別な場合はその教育機関で判断がなされることになります。
企業でも原則的にはマスクの着用義務はありませんが、労災防止の観点から義務とするかどうかの決定は各企業に委ねられています。
レストランやバルでも同様で、マスクの着用を義務とするかは各店舗に委ねられます。
マスクの着用は義務ではなくなりましたが、60歳以上の方、病気に対する抵抗力が低下している方、妊娠中の方などには「責任あるマスクの着用」が推奨されています。また、他人との距離を保ちにくい人混みなどでも「責任あるマスクの着用」が推奨されます。
2020年5月から約2年続いてきた屋内でのマスクの着用義務がようやく解除されることで、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたことを実感できるのではないでしょうか。
このまま順調に感染者数が減っていくことを祈りたいと思います。