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知っておこう!スペインの文化や習慣

スペイン情報

スペイン留学を準備万端で迎えるために、知っておきたい生活習慣の違いや現地の文化についてご紹介します。郷に入っては郷に従え。知っておくだけで、現地での生活に早く溶け込めるのではないでしょうか。

挨拶のキス

スペイン人は挨拶で、左右両頬に1回ずつキスをします。しかし、キスするとは言っても、ダイレクトに相手の頬にキスをするのではなく、優しく相手の頬で止め、空気中でキスをする感じです。男性同士の場合は、握手が最も一般的です。仲の良い友人の場合や久しぶりに会った時はハグもします。家族の場合は、男性同士でもほっぺ、または額にキスをすることもよくあります。ビジネスの場面では、(特に初対面の時は)男女を問わず握手だけをするのが一般的です。親しくなってきたら、仕事仲間でも挨拶のキスをします。

相手が目の前にいなくて、電話やメールなどでも、“Un beso”と言葉にして言ったり、メールや手紙の最後に書いたりします。

チップ

レストランやバル、タクシーやホテルなどで、サービスに満足したときにチップを渡す習慣があります。レストランでは、サービス料が含まれていない場合、5〜10%くらい。タクシーではつり銭を渡す程度です。

食事の時間と内容

スペイン人は1日に5回食事を取る習慣があると言われています。

時間一般的な食事内容
desayuno 通学や通勤前オリーブオイルをかけたトースト、クロワッサン、フルーツなど
almuerzo 10〜11時ボカディージョと呼ばれるバゲットに生ハムやチョリソー、チーズなどを挟んだサンドイッチや、タパスなどのおつまみ
comida 14時ごろ肉・魚・サラダなど
merienda 夕方タパスなどのおつまみ
cena 21時以降サラダ、スープ、チーズなど軽めな食事
昼食や夕食の時間が日本より遅いです!

Sobremesa

昼食は食事を食べ終わった後すぐに終わるものではありません。なので、食べ終わっても急いでお皿を片付けないでください。会話を楽しんだり、コーヒーを飲むのに置いておきましょう。これがいわゆるソブレメサ(スペイン語では“sobremesa”と言い、“sobre la mesa”から来ています)です。ご飯を食べながら(食べ終わった後も)話す時間です。リラックスできる時間でもあり、また食べたものを消化する時間でもあります。

オリーブオイルが好き

スペインで栽培されているオリーブの品種は200種類以上。スペイン料理の多くはオリーブオイルを用いて調理されます。パンにつけたり、サラダにかけたり、健康にも良いと言われています。

シエスタ

シエスタとは、ラテン語由来の「昼寝」という言葉で日本でも知られていますね。現代は実際に昼寝をしている人は少ないですが、昔から夏の昼間の暑い時間帯に、休憩や昼寝を取る習慣があり、この時間を利用して休息を取ったり、家に戻って涼しい室内で過ごしたりします。小さなお店などは、シエスタの時間に一旦閉めるところも多くあります。

日曜の過ごし方

日曜日は家族揃って一緒に遅めのランチをゆっくりと楽しむのが一般的です。ランチの後は、一緒にリラックスしたり、散歩や公園、ビーチへの外出します。日曜日は閉まっている店が多いですが、日曜市やフリーマーケットがある地域もあります。

夜にはサッカーの試合観戦や映画鑑賞、劇場での観劇など、文化的なアクティビティも好まれます。

テラス席が好き

スペインの気候は、特に春から秋にかけては屋外過ごすのがとても快適!多くの都市や町には歩行者専用のエリアや広場があり、テラス席があちこちに設置されています。社交的なスペイン人はゆっくりドリンクを飲んだり、食事をしながら長時間おしゃべりを楽しんで過ごします。

日焼けは気にしない

日焼けに抵抗がなく、天気が良ければ日光を浴びたいと思っている人が多いスペイン。日傘をさしている人やアームカバーを着けている人を見かることは滅多にありません。暑い時はノースリーブにショートパンツなど年齢や見かけを気にせず、服装も自由!日差しが強いので、サングラスがあるといいですね。


ネットで見たことはあったし、留学した友人や旅行した友達からは聞いていたけど、それでも現地に行って「やっぱりそうなんだ!」と思うことってありますよね。スペイン留学の前に留学先の国の文化や習慣を知っておけば、滞在中より深くスペインやスペイン人のことを学べますね。