【学校担当者インタビュー】IH・バレンシア ・エスパニョレ 〜 vol.1 〜
スペイン第3の都市、バレンシアにある語学学校、エスパニョレ・インターナショナルハウス・バレンシア校の日本人スタッフ勝木さやか様にスペインに住むことになった経緯、スペインでの生活、留学生サポートとはどういう仕事か、インタビューをしました!
長く現地に住んでいるからこそわかることやアドバイス、とっても参考になります。早速ご紹介いたします。
Q:なぜスペインに来ましたか?(就職のため?なぜ学校で働くことになったのか、就職が決まった時点でのスペイン語レベル、現地で就活をしたかなど)
A:イギリス留学中に知り合ったスペイン人と結婚し、主人が働いていたバレンシアに16年前に来ました。英語が勉強したくてイギリスに行ったのに、なぜか永住することになったのはスペイン。最初、正直スペイン語には全く興味がなかったのですが、 生活していく中でC1レベル程度にはなっているのではないかなと思います。友人からエスパニョレ・インターナショナルハウス・バレンシアで日本人スタッフを募集していると聞き、こうして働くことになりました。せっかく語学学校で働いているので今度十数年ぶりにDELEを受けてみようかと思っています!
Q:日本人留学生のサポートはどういう仕事か、教えてください。
A:異国での不安な気持ちを少しでも和らげることができるように心掛けています。いろいろな相談に乗ったり(習い事、健康、宿泊、勉強など何でも)、Tarjeta de Estudinate手続きのお手伝いをしたり、生活に関する不都合などを解決したりします。私がスペインに来た頃はまだ日本人も少なく、サポートがある語学学校などありませんでした。スペイン語が全く分からなかったあの頃に日本語で話を聞いてくれる人がいたらどんなに心強かっただろうかと思い、今こうして全力でサポートしています。
Q:コース受講前の心構え・アドバイスはありますか?
A:よく受けるのは最初の週にレベルが高すぎて授業についていけないという相談です。周りのヨーロッパ人は母国語と単語も似ているのですぐ理解しますし、ミスを恐れずよく話すので圧倒されてしまうようです。日本語は基本が全く違うのだから最初分からないのは当たり前。これからすぐ話せるようになるから大丈夫!という心の準備が何より大事だと思います。
Q:現地生活前についてアドバイスはありますか?
A:生活リズムがゆっくりで、何事も日本のようにきちんとうまく行かなく、イライラすることが多くなると思います。ここは日本ではないということをよく理解し、安全に気をつけて楽しく過ごせるような心構えが大事です。
Q:日本出発前に準備しておいた方が良いもの/スペインで手に入りにくいものはありますか?
A:日本の美味しいお菓子、薬、湿布、ホッカイロ。
Q:ひと言でいうとスペインってどんな国?
A:料理が美味しくて、天気が良く、人も親切で、大変住みやすい国。…ひと言ではなくてすみません。難しい!
Q:スペインでの生活で思うように行かない・ならない時はどんな時ですか?
A:基本的にやりたくないことは後回しなので、こちらはひたすら待つばかり。
Q:スペインの生活で「あ、私ってやっぱり日本人なんだ」と思う時はありますか。またそれはどんな時ですか?
A:期限が決まっていてもギリギリになるまで誰も動かないので、早めに計画を立てて動き始めたい私はリズムが合わず、一人で焦り、疲れます。何年経ってもまだ慣れません。でもギリギリになって動き始めても何とかなってしまうのは羨ましいところ。
以上です!
留学するだけでも現地のことについて知ったり、知識を深めたりすることは可能ですが、何十年も住んでいらっしゃる方からの情報は有り難いですね。
次回は、学校周辺にあるおすすめレストラン・バル・カフェとガイドブックに載っていないお店を伺いたいと思います!お楽しみに!