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スペインでの挨拶、ハグとキスが当たり前!?

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国によって挨拶の方法って異なりますよね。

日本のようにお辞儀をする国もあれば、手を合わせてお辞儀をする国、ハグをする国、頬にキスをする国・・・

本当に国よって様々です。

 

スペインでの挨拶の方法は皆さんご存知ですか。

男性と女性の場合は右頬、左頬の順に2回キスをするのが一般的です。男性同士は握手をしますが相手が家族や親密な仲の人とはキスをすることもあります。

女性同士であれば相手が友達でも家族でもふつうは頬に2回キスをします。

 

また2回のキスと一緒にハグをすることもあります。これはとっても親しい相手や友人と久々に再会した場合などが多いです。祖父母が久しぶりに孫に会った際は孫達が手厚いハグを受けているのを良く見かけますね。

それから誕生日や年明け、結婚式、成功した人をお祝いするときもそうです。テレビでもスポーツ選手や作家、映画監督などが優勝、賞を受賞したときにスペイン国王がキスを2回とハグをするのはよく見る光景です。

 

家庭では親が子どものしつけの一環としておはようとおやすみのキス、登校時、出かける際はお別れのキスをするようにしつけます。学校の門の前で親が子どもに「ママにキスは?」「パパにキスして」と聞いたことがある人もいるでしょう。街中でも同様で知り合いや友人にあったら親は子どもに挨拶のキスをするように言います。

 

このことから小さい頃からスペイン人は挨拶のキスは礼儀、ということを学びます。

 

留学先で初めて挨拶のキスをしているのを見た時、日本で外国人同士が挨拶でキスをしているのを見た時、日本で生活している限り滅多に見ない光景なので思わずじっと見てしまうこともあるかもしれませんが、私たち日本人が挨拶の時、考えずに会釈をするのと同じくらい、スペイン人にとったら挨拶のキスはとても自然なことです。

 

それから挨拶でもう1つ、スペイン人はお喋り好きで有名ですよね。友人と会っていて、それじゃあまた、と挨拶もキスもハグもきちんとしたにも関わらずそこから20〜30分、話が続くことは珍しくありません。しかも男性女性問わずです!!

「あ、ところでこの間話したあのことだけど・・・」「この間あなたがお勧めしてくれたあのお店・・・」と次から次へと出てきます。笑

 

「え、あのさっきの挨拶は何だったの??」と思う位またまた長いお喋りが始まります。

 

私は留学中、ホームステイをしていたのですがホストマザーと買い物中、家に帰っている途中でホストマザーの友達に会い道端で30分、重い荷物を持ちながらよくわからないスペイン語の会話を聞いた覚えがあります。(留学したばかりの頃で全くスペイン語が聞き取れませんでした!)

 

退屈そうにしている私を見てホストマザーが、「先に帰っていいわよ」と言ってくれたので解放されましたが、私が帰宅してから1時間後にホストマザーもやっと帰宅!笑

 

時間が経ってスペイン語で会話ができるようになった頃、ホストマザーに、「さよならの挨拶をした後でまた長い間話し込むのはなんで?」と聞いたことがあります。

 

さらっとひと言、「そういう文化なのよ😉」と。

 

百聞は一見に如かず、現地にスペイン語留学をしてぜひ体験してください。